「未使用ファイルを含まない」を有効活用する【ツクールMV】

便利なオプション「未使用ファイルを含まない」

ツクールMVでゲームを作ったら、「デプロイメント」を行う事でWindowsやMac用のゲームとして出力したり、スマホやブラウザ用のゲームとして出力する事ができます。

その際に「未使用ファイルを含まない」というオプションを選択する事ができます。

このオプションにチェックを入れると、ゲーム中に使用されていない画像や音声ファイルを含めず出力する事ができるので、完成したゲームの容量を最小限に抑える事ができます。特にブラウザゲームの場合、データ量の削減は必須と言ってもいいでしょう。

ただし、この便利なオプションを使用する際にいくつか注意しなければならない点があります。

形式を問わず同じ名前のファイルが全て出力される

「未使用ファイルを含まない」オプションでは、ゲームに使用されている素材と同じ名前のファイルを全て完成品に出力します。例えば画像なら、ファイルの拡張子が「.png」でも「.jpg」でも「.psd」でも、名前さえ同じなら「ゲームで使用されている」と判断するのです。

上の画像のように、ゲームで「picture1」と「picture2」という名前のファイルを使用している場合、ツクールMVが対応していない形式であろうと同名のファイルが全て出力されてしまいます。

これは音声ファイルの場合も同様で、ツクールが対応している「.m4a」と「.ogg」形式以外でも、同じフォルダに同じ名前のファイルが存在すれば、ツクールが対応していない「.mp3」や「.wav」も完成品に含まれてしまいます。

これを防ぐために、完成品に含めたくない同名の編集用ファイルなどは以下のように名前を変更しておくと良いでしょう。

ゲームで使用されているファイルとは違う名前に変更しておけば、「未使用ファイルを含まない」オプションで完成品には含まれなくなります。

このようにして編集用ファイルを使用ファイルと同じ場所に置いておくと、後から変更があった時などファイルを管理するのに便利です(^-^)

プラグインで使用しているファイルは含まれない場合がある

先ほどは「完成品に含めたくないファイルが含まれてしまう」問題でしたが、こんどは逆に「完成品に含めたいファイルが含まれない」問題についてです。

「未使用ファイルを含めない」オプションは基本的に、ツクールMVのエディタ上で指定されているファイル名を判断基準にして使用ファイルと未使用ファイルを区別しているようです。そのため、プラグインや独自に追加したJavaScriptファイルの中身までは自動的にチェックされません。

例えば画像や音声ファイルを必要とするプラグインの場合、プラグインの動作に必要なファイルが未使用のファイルと判断されてしまい、完成品に含まれない可能性があります。

これはツクールMVの「ヘルプ」にも記載されている通りプラグイン側で対応する事ができます。しかしプラグイン側で対応するためには自分でプログラムを改造したり、作者の方にお願いしたりと難しい場合が多いのではないかと思います。

手っ取り早く対応するには、適当なマップを作ってイベントコマンド「ピクチャの表示」や「BGMの演奏」などでプラグインの動作に必要なファイルを指定しておくといいでしょう。そうすればツクールMVはそのファイルを使用していると判断するので、完成品に含める事ができます。

それでも「未使用ファイルを含まない」オプションは便利です

色々と考えなければならない事が多いので、もう「未使用ファイルを含まない」オプションは使わずに最初から自分で必要なファイルを選別しておけばいいんじゃないかと思えてきますが、慣れてしまえば本当に便利なんですよ。このオプション。

だって、追加のBGMを設定したい時にいちいちエクスプローラーを開いて再生ソフトで確認してツクールに手動でコピーするよりも、ツクールのサウンドテストで聞きながら設定できた方が楽ですもん。

ゲームを作る時って「あれにしようか」「これにしようか」と色んな素材を確認しながら選んでいくと思うので、その度にファイルを選別してたら手間がかかりすぎます。

完成品には含めない編集用ファイルも、使うかどうか分からない数多くの素材も、全部制作中のフォルダにぶっ込んでおいて「デプロイメント」の段階で自動的に未使用ファイルが除外されるのが理想的です。

完成品をテストしたりアップデートの度にファイルを手動コピーするのは大変面倒くさいので、使える機能は積極的に活用していきましょう(^-^)